高齢化が急速に進み、成年後見人の必要性が高まる一方、後見人の担い手不足が社会問題化していることを背景に、平成29年5月、地域に密着し活動してまいりました沼津信用金庫と地元の社会福祉法人が主体となり成年後見を受任する法人を設立いたしました。設立以降、思っていた以上の引き合いをいただいており、微力ながらも地域社会のために役立つことが出来ているのではないかと実感しているところです。
 私達はいつまでも元気なつもりでいても、年齢を重ねることで判断能力は低下します。近年は金融機関窓口でも預金の管理などでお困りのお客様が増えてきていることも肌で感じております。また、ひとり暮らしや、近くに身寄りのないなどでお困りの方にも多くお目にかかります。
 そのような方々のために、私達「しんきん成年後見サポート沼津」がお役に立てればと存じております。沼津信用金庫とのお取引の有無や財産の多寡にかかわらず、お困りの方がいらっしゃればサポートしたいと考えております。今後も地域のお客様の「人生の伴走者」として、ご期待に沿えるよう努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人しんきん成年後見サポート沼津 理事長 杉﨑 弘尚


ご挨拶

 情報が溢れる社会で、高齢者が正しい判断をしながら暮らすことは大変です。
判断が十分にできなくなった場合、ご自身を守る制度が必要です。そのひとつに、成年後見制度があり、「法定後見」と「任意後見」の2種類があります。法定後見とは判断能力が不十分になってから使う制度で後見人は家庭裁判所が選びますが、任意後見は判断能力が十分あるうちにご自身で後見人を選ぶ契約をします。私どもは、お客様の身近で大切なお金を預かってきた信用金庫だからこそ、安心して後見を任せてもらえるのではないかとの思いも含めて、地元の社会福祉法人とともにこの法人を立ち上げました。
 地域貢献を目的として設立した「しんきん成年後見サポート沼津」が、成年後見制度の普及を助け、今の日本を作り上げていらした皆様が幸せに年を重ねていく『幸(高)齢者』となりますよう、尽力してまいる所存です。幸齢者の皆さまが「安心・安全」に暮らせる地域福祉に貢献してまいります。

正会員代表 沼津信用金庫 会長 紅野 正裕